最近よく遊んでいるゲーム

私がここ数か月でよく遊んでいるゲームを2つ紹介してみる。と言っても別に掘り出し物とかではない。どちらもPCでゲームをする人なら大抵知っている作品である。

 

Cities: Skylines

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Simcityクローンだが、本家より良く出来ていることで人気を博したゲーム。言っちゃあ悪いが独創性みたいなところはほとんど無い。だが、Simcity(2013)で不評だった点を徹底的に潰しているため、"ファンが望んでいた本当のSimcity"を見事に実現している。なるほど、こういうゲームの作り方もあるのか。下手にオリジナリティで売り込もうとするよりも、そのジャンル最大手の二番煎じに徹しつつ最大手の犯した失敗のフィードバックに力を注ぐほうが良い物ができるんじゃないか。もちろん、それはそれで簡単な話ではないのだろうけれど・・・

このゲーム、この手のジャンルの中でもゲームバランスは緩いほうで、適当に都市を拡大していくだけで人口もお金も黒字を維持することができる。多少渋滞が起こっていても、それが即、財政難に繋がるようなことはない。だから、かなり自由な都市設計が可能なのだ。山すそにゆったりとした街路とたくさんの公園を配置して広大な高級住宅街を造成する一方、臨海部では汚染された工業地帯に隣接してスラム街が広がる・・・みたいな変にリアルな街づくりも簡単だ。わざと人口過密地域を作り、地下鉄駅に溢れる市民たちを見てラッシュアワー感を楽しんだり、ヘンテコ形状のジャンクションを作って車の流れを眺めたり。あれこれ試してみて遊ぶ箱庭ゲー的な要素がとても良い。

次はこういう感じの街を作ってみようかな、こんな尖ったコンセプトの街は作れるのかな、などと中々飽きないゲームである。MODが豊富で、かつ導入が簡単なのもリプレー性の向上に一役買っている。

 

ARMA3

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ほんの少し昔に発売されたゲーム。軍事シミュレータ色の強いFPSである。軍事シミュレータと言うとなんだか凄く高度で難解に聞こえるが、要は戦争ゴッコが楽しめるのだ。

このゲームで魅力的なのは、なんといってもEditorモードで「ぼくのかんがえたさいきょうのぐんじさくせん」が作れるところである。多数の銃座に守られた敵拠点に総攻撃を敢行するミッション、移動中に奇襲を受け窮地に陥るFPSあるあるなミッション、市街地に潜む敵の高官を捜索して殺害するミッション, etc. ワクワクするような「戦争ゴッコ」を自分で考え、自分で作り、自分でプレイできる。そう、ARMA3ならね。

実際のところ、Editorモードは色々できる分かなり複雑で、私もまだまだ使いこなせていない部分が多い。AIはあんまり頭が良くないし、バグっぽいのもよく発生する。自分が思い描いていた通りのシチュエーションを生み出すのは簡単ではない。だからこそ、ねらい通りのものが出来上がると嬉しい。絶体絶命のピンチに颯爽と駆けつけ敵を殲滅する戦闘ヘリなんて、CODをプレイすれば腐るほど見られるありきたりの展開だが、自分の手で作り上げたとなると超クールに感じられるものなのだ。

 

 

ジャンルも題材も全く異なる2つのゲームを紹介したが、どちらも自分の思い描いた世界を作ることができる、という点では似通っているのかもしれない。

自分の世界を作るゲームの代表選手ことMinecraftにはかすりもしなかった私だが、これらのゲームには何故かハマってしまうのである。