アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」 感想⓪

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この土日で1話から13話まで見返したので、今更感はあるが第1シーズンの総評でも書いてみようと思う。長くなりそうなので複数に分けて。

本編の感想に入るその前に、今回は前置きと言うか、アニメ放送までの私のシンデレラ熱の高まりの過程(?)を適当に書く。

 

私にとってのシンデレラガールズ

私は元々シンデレラガールズにはそこまで入れ込んでいなかった。CDシリーズは揃えていたし、コミカライズも大体読んではいるのだが、ゲーム自体は大して遊んでいないのだ。スマホの画面をタップするだけのゲームはどう頑張っても続けることができない。たとえそれがアイドルマスターであっても、だ。

キャラクター自体の魅力は非常に高いと感じていたから、退屈な集金装置でしかないソシャゲが中心コンテンツであることが残念でならないと常々思っていた。そんなことだから、アニメ化の報を耳にしたときは「待ってました!」と飛び上がったものだった。

 

アニメ放映開始まで 

一方で、本家アイマスとは全く異なるシンデレラをどうアニメに落とし込むのか、不安にも感じていた。この不安は多くのアイマスファン、シンデレラファンが感じていたものだと思う。多すぎるアイドル達、事務所などの世界観の設定の不足はアニメ化をする際の大きな足枷になるはずだった。所謂「美少女動物園」になるのではないか、という不安は大きかった。実際最初のおねシンPVってそんな雰囲気だったし。

だが、そんな懸念は第一弾PVが全て吹き飛ばした。


「アイドルマスター シンデレラガールズ」アニメPV - YouTube

名曲「メッセージ」が素晴らしいほど映える、瑞々しく高級感の溢れるこのPVを私は何度見返したか分からない。明るい世界の中、活き活きと動く卯月や凛の姿は最高にワクワクさせられるものだった本当に秀逸な出来だと思う。このPVのおかげで、私のシンデレラガールズのアニメに対する期待感は一気に膨れ上がる。

代々木ライブで公開された第二弾PVでは、事実上のメインキャラとなる14人と、346プロダクションやシンデレラプロジェクトと言った世界設定が明らかになる。シンデレラで一二を争う個人的お気に入りアイドルの新田美波がメイン入りしていたのが意外であるとともに嬉しかった。一方、メインキャラと信じて疑わなかった高垣楓(これも私のお気に入りアイドル)がメインでは無かったことは少々残念だった。

アニメ誌で掲載されたインタビューでは、作品のコンセプトとして人間ドラマを描くことが伝えられた。「美少女動物園」路線ではないことがほぼ確定し、期待はうなぎ上りに高まるばかりだった。

さて、残る感心事は何といってもプロデューサーがどうなるか、だ。私は間違いなく一人のキャラクターとしてプロデューサーは登場すると信じていた。アイマスのアイドルはPあってのアイドルであるし、Pとアイドルとの関係は人間ドラマを描くなら外すわけにはいかないはずだ。アニマスを経験している制作陣ならそこは押さえてくるに違いないと確信していた。だが、具体的にどんなプロデューサー像を提示してくるのか、そこまでは私にも検討がつかなかった。赤羽根Pのような正統派好青年で今回も行くのか、それとも変化球を投げてくるのか・・・。一体どんなPが出てくるのか、ここも大きな楽しみの一つだった。

 

こんな調子に期待と妄想を膨らませているうちに、とうとう待ちに待った1月9日がやって来て・・・